小川ひろみ 公式ホームページ

東京都国立市在住。市民団体「くにたち大学通り景観市民の会」共同代表。元国立市議。

【文字起こし全文】 共通番号いらないネット代表世話人 白石孝さん 街頭応援演説 (2016.12.24)

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皆さん、こんにちは。 宇都宮先生から山田さんっていう二人の高名、著名な方の間に挟まれて、無名な私が今日ここにやって参りました。 それは一つはですね、恩を返したいという事です。 その恩はですね、実は今から28年前に、私は東久留米市に住んでますが、【市民の声が届く市長を選ぶ市民の会】というものを立ち上げ、30代でその選挙の事務局長を担当し、で、市長当選実現しました。 で、その多くのヒントをですね。この長い国立の市民運動から学んで、そして東久留米人口10万の小さな町で実現しようと思ったんです。そのこの国立に私は恩返ししたいと。

それから小川さんとは、今、司会からもご紹介頂きましたけども、マイナンバーだとか、勧告調査だとか、この何年か、お付き合いして頂いて、ぜひ、恩を返したいという事で参りました。

で、具体的にはですね、二点ほど希望の話をしたいと思います。 一つはですね、両方とも自治体の首長の話です。 国立はどうも聞くところ、税金の滞納が少ないという事を伺いました。本当ですか?で、市役所から、職員さんからみれば、「税金を払いなさい、溜まっている税金を払いなさい。で払えなければ差し押さえしますよと。」

ま、こういうのが一般的、今、全国そうです。 税金の徴収率上がっています。 ところがですね「税金を滞納してる方、市役所へようこそ。」という自治体があるんです。 滋賀県野洲市という人口5万の小さな町です。 もうすぐ高校サッカー始まりますけども、滋賀県代表で野洲高校出ますね?その野洲市です。 野洲市では、なんで市民が税金を滞納しているのか、それは税金、市民税だけじゃないだろうと、国民健康保険も、年金もそれから場合によっては仕事も、失ってるだろう。じゃあぜひ市役所に来てください。あなたの日常の生活相談をしますよという事で、市民総合窓口というのを作って、具体的にしてます。

で、その結果どうなりましたか? つい先日野洲市長にお話を伺いました。 「税金を払う人が増えたよ。」 「それから仕事つく人も増えたよ。」 これこそがですね、私たちが目指す自治体の姿じゃないでしょうか? ヤス市長は、分かりやすいことで今、北風と太陽。 私は太陽と取りたいとはっきりとおっしゃられておりました。 こういう自治体が日本にあるんです。 ですからその希望の自治体をですね、この国立でも目指して頂きたいです。

で、もう一つがお隣の韓国ソウル市です。 今韓国は大統領の問題を巡って大変大きな動きになってますけども、意外とソウル市の事が知られていません。 9月にですね、ソウル市の住宅公社の方が日本に来ました。 SH公社といいますけども、その方の話を伺ってこれもびっくりしました。 公営住宅ですから、先程、宇都宮さんのも話がありましたけども、家賃を滞納したら「出ていきなさい。出てってください」っていうのが一般的ですよね? ところが、ソウル市の住宅校舎は違うんです。家賃が払えるように、住宅部門として、住宅公社として相談を受けましょう。で、なにやってるか?就労相談、それから仕事を起こす起業相談。で、公営住宅には空きスペース、空き部屋があります。そこを使って、どうぞ、あなたがやれる仕事をしてください。 それからソウルも韓国も急速に高齢化少子化が進んでいます。 公営住宅を単身者用、一人用二人用にどんどん作り変えて、住宅ローンをなくそう。で実際に、2011年にパク・ウォンスンソウル市長、この方は、民主化運動ずっとやってきた、実は逮捕、牢獄にまで入った、弁護士さんなんだよね。この市長が2011年の10月に当選してから一期の間に8万戸の公営住宅を供給しました。こういうようなことを、要するに住宅政策一つとってみても、総合相談、市民の立場に立てば、どうやったら滞納してる家賃を払えるようになるかという、根本問題をですね、ちゃんとみる、実行する自治体が韓国にも、日本にも、それからロンドン市長にも、スペインのバルセロナの市長もそうです、ニューヨークの市長もそうです。同じようなことをですね。世界の先進的といわれる、先進の中身は市民の目線、市民に寄りそった、自治体政策。私から名付ければ、人権を基調とした、自治体政策をやってるってことなんです。

じゃ最後、もう時間が限られてますから、この国立市はどうでしょうか? 確かに行政のプロの方が、この後市長になりたいとお声を上げてるかもしれません。だけれども、今までの日本の自治体が出来なかったことを、これ行政のプロではなくて、市民目線で、市民に寄り添って、市民と共に歩む、そういう方、発想の転換がいまこそ必要になってくるんです。

それがあなた方市民と、それから、ここに立って手を振っている小川ひろみさんの共同事業です。 ぜひ、ぜひですね、私が訴えたいのは、希望が持てる、希望が持てる自治体を、共に作って頂きたい。 ということで、小川さんの応援のメッセージにかえたいと思います。一緒に頑張りましょう。